炎上は予防できる!企業が取り組むべき炎上予防・リスク最小化対策とは
「攻め」のマーケティングツールとして有効なSNSですが、「守り」を固めていないと思わぬ炎上に発展するリスクにさらされることがあります。それはサッカーやバスケットボールなどのスポーツ同様、ビジネスもしかり。成功や勝利をものにするには「攻守」が伴っていなければなりません。攻めのマーケティングは、失点を防...
- 2022.12.26 2023.01.31
「攻め」のマーケティングツールとして有効なSNSですが、「守り」を固めていないと思わぬ炎上に発展するリスクにさらされることがあります。それはサッカーやバスケットボールなどのスポーツ同様、ビジネスもしかり。成功や勝利をものにするには「攻守」が伴っていなければなりません。攻めのマーケティングは、失点を防...
匿名掲示板からSNSに移った誹謗中傷 桑江:パソコン通信に始まったインターネット普及の初期はPHS、携帯電話によるテキストの送受信が中心でした。その後、携帯電話が多機能化し、ブロードバンドの急速な普及もあって動画や画像、音楽などが使われるようになりました。スマートフォンが行き渡った現在はパソコンから...
暴露系インフルエンサーが老舗社長の恫喝動画を拡散 桑江:「経営者の不祥事」による炎上事案です。和菓子を製造・販売する老舗会社の社長A氏が起こしたとみられる交通事故の動画が9月26日にSNS上で拡散され、波紋が広がりました。公開されたのは、被害者の車のドライブレコーダーが録画していた映像で、信号無視の...
営業車の危険運転も現場で起こった事象 桑江:まずは「違法行為・疑惑」のカテゴリーです。 清掃業などを手掛けるサービス業大手A社の名前が入った営業車が、兵庫県内で信号無視をした動画がTwitter上で拡散しました。 A社は謝罪したものの、その内容などに寄せられたのは厳しい声です。 謝罪文が公表されたの...
動画広告市場の急拡大で高まる企業リスク 桑江:ジェンダーバイアスやハラスメントなどを理由に物議を醸したCM動画は、これまで数多く存在します。賛否両論が巻き起こったコンテンツに関しては、ポジティブな意見の割合が多かったにも関わらず、ネットメディアが一部のネガティブな声を切り取って「炎上した」と騒ぎ立て...
「ナメクジが大発生」 職場に不満の飲食店従業員が内部告発 桑江:まずは「内部告発」の切り口から見ていきましょう。 7月24日、中華料理店チェーンを運営するA社のフランチャイズ店舗に大量のナメクジがいるというTwitter投稿が話題になりました。 投稿主は、この店舗の従業員を名乗る人物です。 店舗の運...
SNSが普及した今、企業の不祥事などが不特定多数のネットユーザーに暴露されて炎上し、経済的な損失を招くリスクが高まっています。飲食店で起きた「ナメクジ騒動」の顛末から、突発的な有事に備える危機管理の在り方を考察します。 「内部告発」の主戦場はSNSに 2022年6月1日、改正公益通報者保護法が施行さ...
首相を経験した有力政治家が白昼の街頭で銃撃されるという前代未聞の大事件は、インターネットの世界にも強い衝撃を与え、さまざまな現象を引き起こしました。有事の企業コミュニケーションは、どんなことに注意を払うべきなのでしょうか?事件発生後にネット上で露呈したリスクや危機管理対策のポイントについて、詳しく解...
元首相死去を受け、広告などが「不謹慎狩り」の標的に 桑江:直近1カ月間は、世の中を揺るがす事件が続発しました。 それらを踏まえ、SNS上でどんな動きがあったのか、どんなことに留意しなければならないのかなどを振り返りたいと思います。 まずは、7月8日に発生し、世界に大きな衝撃を与えた元首相の襲撃事件で...
コロナ自粛で価値が見直された音声配信 桑江:日経クロストレンドの「トレンドマップ2022上半期」で、「音声SNS」がマーケティング部門の1位に輝きました。 大きな理由は、新型コロナウイルスの影響で他人と直接的な交流をしにくくなり、人間同士のつながりの大切さが認識されたからだと思います。 その中で、改...
SNSの普及で「一億総メディア」の時代が到来した今、企業にとってネット炎上は他人事ではありません。自社の価値を高めるコミュニケーションを実践する上で注目されているのが、「Brand Integrity」という考え方。「炎上しづらい企業」になるために欠かせない危機管理のポイントを解説します。 今の時代...
地ビールブーム終焉もEC活用で起死回生! 桑江:ファンとの絆を大切にしていることで知られる御社のコミュニケーションの根底にあるのは「究極の顧客志向」だと思います。このような組織文化は、どんな経緯で生まれたのでしょうか。 桂馬:創業した1997年は地ビールブームの真っただ中で、その勢いに乗って会社を成...
公道やキャンプ場の迷惑・違法行為、SNSで続々と告発 桑江:中古車販売A社の展示車両とみられる車両が、前後のナンバープレートを装着せずに公道を走っていたという複数の目撃情報がツイートされ、物議を醸しました。 A社はそれまでも、強引な営業活動などさまざまな問題がTwitter上で多数告発されています。...
SNSが普及する以前、クローズドな場所での「不適切な言動」が世の中に晒されるケースはまれでした。しかし今、それらを隠し通すことはほぼ不可能な上、ひとたび非難を浴びれば過去の失言などが蒸し返されてしまうことも珍しくありません。同一企業で起こりかねない炎上の連鎖がもたらすダメージと、リスクを避ける方法を...
6つのSNSを目的・ユーザー層別に使い分け 桑江:御社はTwitter、Facebook、TikTok、YouTube、InstagramなどさまざまなSNSを活用していますが、フォロワー数が一番多いのが50万人を超えるTwitterです。 さらに、公式アカウントのフォロー数も1.5万人と他企業に比...
新商品をリークするTwitterアカウントが出現 桑江:まずは「迷惑行為」による炎上事例です。 ファストフード大手のA社が4月21日に発表した「ご当地コラボスイーツ」など新商品の情報を事前にリークしていたとみられるTwitterアカウントが波紋を広げました。 A社は「従業員によるものか調査中」とした...
いろんな人とつながる、いろんな人の声が聞こえる、そんな時代に、私達は「ブランド・インテグリティ・マネジメント」を提唱します。 SNS、口コミサイトにより、ユーザーの生の声、従業員や関係者といった内部の声などを、容易に聞くことができる時代になりました。 生活者や企業は何かを買おうとするときに、対象企業...
SNSが普及した現在、企業の顧客対応の失態は瞬時に拡散され、一般の消費者も含めた批判を招いてしまいます。キャンペーンなどを企画する際はそのようなリスクの種を排除し、問い合わせなどへの初期対応の適切さも精査しなければなりません。企業のコンプライアンスに向けられる世間の目が厳しさを増す中、誤った対応によ...
サイバーセキュリティとDXは表裏一体 桑江:一般的なデジタル・クライシスと言えば「炎上」を思い浮かべますが、「DX(デジタルトランスフォーメーション)に水を差すサイバー攻撃のリスク」も考えられますね。 浦中:DXを進めれば進めるほどコンピューターやオンラインのネットワークに依存することになるので、サ...
賛否両論が衝突しやすいジェンダーの話題 桑江:まずは、「新聞広告の炎上事例」についてお話ししましょう。 4月4日、豊満な体形の女性キャラクターが登場する青年漫画の単行本発売を知らせる経済紙の全面広告(全国版)に対し、嫌悪感を露わにしたコメントが寄せられました。 ただ、単行本の表紙には女性キャラクター...
急進的なジェンダー平等論に批判も 桑江:まずは、今回の主要テーマである「ジェンダー関連」の炎上事例についてお話しします。 4月4日、胸の大きな女性キャラクターが登場する漫画の単行本発売を告知した新聞の全面広告をめぐり、さまざまな議論が巻き起こりました。 単行本の表紙には女性キャラクターの胸部をより強...
企業の人事担当者がSNS上で居丈高な発言をし、批判される事例が相次いでいます。コロナ禍が長期化する中、就職・転職市場が「買い手市場」に変貌したことなどが背景にあるとみられますが、他者からのマウンティングやハラスメントなどに対する世間の目は厳しさを増すばかりです。従業員の誤った発信で、企業にダメージが...
従業員の不適切投稿は企業を窮地に追い込む 桑江:なぜ、社内研修が必要なのか。まずはソーシャルメディアの普及に伴い、従業員の不適切投稿で企業が深刻な損害を受ける事例が後を絶たないことが挙げられます。 例えば、リリース前の情報や社員証が写った画像をSNSにアップし、情報セキュリティー体制への不信感を招い...
既存の企業アカウントとは違うポジションを模索 シエンプレ株式会社(以下、シエンプレ):御社は「いつの時代も、ワクワク・ドキドキする、驚安商品がある買い場を構築する」という経営理念を掲げてらっしゃいます。 Twitter運用でも「ワクワク・ドキドキ」を感じていただくため、特に工夫されている点はあります...
「参考になる」と感じた口コミが「やらせ」「サクラ」だったとしたら、消費者はどう感じるでしょうか?誰もが答えを想像できるはずなのに、指摘を受ける企業が後を絶たないのがステルスマーケティングです。背景にあるのは広告主としての意識の低さですが、炎上に発展した場合のダメージを侮ってはいけません。不当な広告・...
「差別」をめぐる炎上が続発 桑江:スマホ向けゲームAの公式Twitterが、シリーズのアニメの作中で「不適切な表現」があったと謝罪し、動画の公開を停止しました。 問題の放送回をめぐっては、海外の視聴者から「ブラックフェイスと取れる表現がある」との批判が寄せられ、謝罪文は英語でも発表されています。 日...
※本記事は2022年3月9日正午現在の情報に基づいて作成しています。 ウクライナへの経済的支援を表明する企業が続出 桑江:ロシアのウクライナ侵攻について、世界中からロシアへの批判の声が上がっているのは皆さんもご存知の通りです。国内外の各企業がどういった対応をしているのかをまとめてみました。 国内企業...
TikTokのダンス動画企画で若者に訴求 シエンプレ株式会社(以下、シエンプレ):2021年5月に「湿度」をテーマにしたダンス動画をTikTokで公開し、それを真似て踊った動画を投稿してもらう企画が大きな話題になりました。若者をターゲットとした新たな施策に乗り出した理由をお聞かせください。 ダイキン...
企業批判に発展する人事アカウントの炎上 桑江:2022年に入ってから、企業の人事部門のアカウントに対する批判が結構出てきています。 名刺管理サービスを提供するA社の人事担当者を名乗る人物がTwitterの個人アカウントで「採用は“採ってはいけない人”を見極める仕事だ」という投稿をし、「上から目線だ」...
「チョコまみれ」が大ヒット、ゆるキャラ「まみれさん」が話題に シエンプレ株式会社(以下、シエンプレ):2021年は御社の「カントリーマアム チョコまみれ」が、ゆるキャラの「まみれさん」と共に大ヒットしました。1984年の発売から35年以上を経過した中、ゆるキャラの採用は若年層の獲得を目指した施策だっ...